Shingen

Posted on Nov 27, 2021Read on Mirror.xyz

音楽収益還元NFTの契約内容

Royalというサービスでは、音楽アーティストが提供する楽曲に発生する収益をNFT所有者へ分配するというものです。こちらはまだEarly Access状態であり、サンプルとなる楽曲は一つしかありません。

アーティストは3LAUでWorst Caseという楽曲です。333個に分割されたNFTとなっており、保有者が収益の一部を受け取れるという仕組みです。またNFTはナンバリングがついており、数種類のアイコンに分かれています。

Royalで実際にNFTをクリックすると、詳細情報を見る事が出来ます。そこには法的な扱いも記載があります。軽く見てみたら面白いのでかいつまんで書きます。あまり結論は無いのですが、面白いモデルなので簡単に書きます。

  • 著作権は100%アーティストが持つ
  • あくまで”収益の一部を受け取る権利”がNFT保有者に発生する (ここではトータル49.5%)
  • 対象の収益はオンデマンドストリーミングからのみ
  • 実際にはBlume LLC(3LAU側)とRoyal Markets, Inc(NFT側)の間で交わされる契約がベースとなる
  • 2番項目でKYC周りの事が書いてあるが、よく意味がわからない…

原文が直接ファイルにリンク出来なかったので、中身をコピペした原文を置いときます。

https://docs.google.com/document/d/1Z-FJaFKsubNC3ZuhC3uENmpMKuw1Ey6R88YiEVQjOd0/edit?usp=sharing

ちなみに音楽NFTというのには様々な種類があり、アルバムをNFTにしただけのものもあれば、フルオンチェーンで曲のパーツを作るもの、ストリーミングを兼ねるもの、本当に様々ですし、もっと増えていくでしょう。

今回挙げたものは現実世界の契約を紐付けているところが面白いと思いました。