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Posted on Jun 12, 2023Read on Mirror.xyz

eスポーツの進化のその先へ: ATMAN Online

📢News ・2023/6/29にWL所有者のNFTミント(0.02ETH)、2023/6/30にパブリックセールが行われます ・MintはATMANの公式サイトから※PCからのアクセスを推奨

■eスポーツの課題とATMAN Onlineのビジョン

人類がスポーツを始めたのは、遥か昔のことです。古代オリンピックは、紀元前776年に始まったとされ、競技はランニングや投擲競技が中心でした。その後、様々な競技が発展し、現代スポーツの祖とも言われるクリケットやサッカー、野球、バスケットボールなどが誕生しました。情報化時代になってからはゲームの腕を競うeスポーツが誕生し、プロゲーマーたちが世界中の大会で競い合っています。しかし、eスポーツ業界には、いくつかの問題が存在します。今回のメイントピックであるATMANの話をする前に、アメリカのゲーム会社Blizzard Entertainmentの事例を交えながら、eスポーツの課題について考えてみましょう。

🔻課題:eスポーツは中央集権的である🔻 eスポーツを大きく発展させたのは『StarCraft』です。熱狂の渦はアメリカや韓国を中心に世界中に広がり、1万ドルの賞金が掲げられたりとeスポーツの魅力が一気に増しました。 StarCraftの大会は10年以上も続いたのですが、StarCraftの開発元であるBlizzard Entertainmentの決定により、突然その幕を下ろします。スポンサー確保のや八百長問題を理由に2018年に同社がeスポーツ部門から撤退し、StarCraftのプロリーグが消滅するという事態が起こりました。これにより、多くのプロのeスポーツ選手が活動の場を失い、一般のプレイヤーにとっても参加できる大会が減少しました。20年以上Starcraft一本で頑張ってきた選手や監督たちの中には失業した人もいたそうです。 主催がいなくなったなら非公式で大会を開けばいいじゃないか、というとそれもまた難しいのです。例えば、ある熱心なゲーマーがBlizzard Entertainmentのゲームの非公式大会を企画しようとしたところ、開催するためにはBlizzard Entertainmentに高額なライセンス料を支払う必要があることが分かりました。結局、その大会は開催できず、多くのゲーマーが参加できる機会が奪われました。ただでさえ、eスポーツ大会の開催には、時間やリソースが大量に必要とされるのにライセンス料まで支払う必要があるとなると賞金なんて用意できません。eスポーツはブランドオーナーの権限なしに成り立たないという見方ができるわけです。

StarCraftはeスポーツを産業化したが、Web2に見られる典型的な中央集権的な問題も抱えていた

🔻課題解決:ATMAN Onlineは、eスポーツを非中央集権的にする🔻

このような課題を解決するため、ブロックチェーン技術やDAOの仕組みを活用してeスポーツの運営や開催を分散化する試みがなされています。ATMANは、そんなビジョンを実現するためのプロジェクトの一つであり、ゲームが好きな人なら誰もがリーダーになれるeスポーツの世界を創り出すことを目指しています。 ATMANのコンセプトはフェアであることです。ゲームのプロだけでなく一般のプレイヤーも手軽にeスポーツへの参加や開催を行えるようにすることで、より多くの人々が楽しめる環境を整えようとしています…。 ここから先は、eスポーツやGameFiに興味がある人はもちろん、非中央集権化によるWeb2の問題解決やトケノミクスおよびDAOの設計に興味がある人向けに、ATMANの事例を解説していきます。

■eスポーツ普及に向けたATMANの仕組み

Web3による問題解決では、どんなに優れたトケノミクスやユーティリティを用意しても、肝心なコミュニティが育たなければ成果を出すのは難しいです。NFTやトークンは、コミュニティを成長させるためのツールとしても活用されることが多く、ユーザーに種々のインセンティブを与えることで注目を集める方法がとられます。ATMANの場合は、SocialFi, EsportsFi, IdeaFiというユニークな3つの枠組みでユーザーインセンティブを与えることにより、コミュニティの活性化を目指しています。馴染みのないキーワードも出てきたので解説をしておきましょう。

🔻Social Fi:クラブDAOの運営者と参加者の両方がインセンティブを受けられる🔻 よくあるのはコミュニティにたくさん参加者を招待するとインセンティブを貰えるというものです。ATMANもこのシステムを採用していますが、ゲームギルドの概念と組み合わせることによって、招待をより面白い交流的なものにしています。その核たるものがクラブDAOです。クラブNFTを所有したプレイヤーは、そのクラブ独自のゲームルームや報酬メカニズムを設定したうえで、他のプレイヤーの参加を招待することができるのです。クラブゲームに招待されたプレイヤーは互いに報酬を競い合ったり、ATMAN公式のマイニングタスクに参加したり、報酬を得たりすることができます。クラブゲームの作成者は運営フィーを介してインセンティブを得ることができるのです。つまり、クラブDAOのメンバーや参加者の双方がメリットを受けられる仕組みになっています。 ※参加者が稼げるという面だけに注目すると、GameFiともいえそうです。

🔻EsportsFi:クラブDAO開催するゲームの大会で賞金を獲得できる🔻ブロックチェーン技術とスマートコントラクトを利用することで、誰もが公平なeスポーツの大会を開催できるようになっています。特に、トラストレスなブロックチェーン技術のおかげで、容易に勝者に賞金を送れるのが魅力的です(ブロックチェーン技術を使わずにオンラインゲームで勝った人に賞金を送る手間を考えてみてください。あなたは優勝者の銀行口座を聞いて、場合によっては外貨を購入してから国際送金をする必要さえあります)。 大会の開催・運営資格を有するのはクラブDAOの運営者です。 運営者は、大会の参加条件、チケット価格、ルール、競技モード、賞金や報酬などを、自由に設定できます。

🔻IdeaFi:ゲームを作成するとクリエイターロイヤリティが得られる🔻 ATMANの最初のゲーム発売後、徐々にゲームエディター機能が開放され、プレイヤーがゲームを作成できるようになります(NFT-Modエディタという機能です)。 プレイヤーが作成したゲームコンテンツは、NFTとして個人資産となり、クラブDAOのオーナーは、クラブやリーグ戦でクリエイターが作成したゲームNFTを利用することで、参加者に多彩なゲームコンテンツを提供することができます。 重要なのが、クリエイターが自分のゲームを採用してくれたクラブDAOからロイヤリティ受け取れる仕組みになっていることです。優秀なゲームクリエイターは分散化の力を最大限活用して自分の利益を最大化することができるのです。

クラブDAO、ゲーム大会ツール、ゲームエディタを介してユーザーにインセンティブが与えられる

■ATMANは戦略的カードゲーム

ATMANがどのようにしてeスポーツ革命を起こそうとしているかが見えてきたところで、皆さんがそろそろ抱いている疑問「ATMANではどんなゲームができるの?」「トケノミクスはどうなっているの?」という問いに答えていきます。

🔻ATMANは人類の解放闘争を描いた戦略的カードゲーム🔻【世界観】ATMANは移植可能なチップを使用した新情報技術が発展した2086年の未来を描いています。そのチップは人間の身体と完全に結合し、種々のスキルを簡単に習得させることができるのですが、そのチップを「ニューパラダイス」という組織が悪用しており、人々をほしいままにコントロールしてしまっています。ニューパラダイスの非人道的な行為に抵抗して「REBEL FLAME」という世界的な武闘派組織が立ち上がり、マカオの「ダーチャオ質店」と北欧の「ヴァルハラ・ルーダー」を拠点として正義のために戦っています。 なお、プロジェクトの進展に伴って、この2拠点以外の情報も公開されていくそうです。

プレイヤーはヴァルハラとダーチャオ質屋のどちらに所属するかを選択できる

【ゲームプレイ】 ATMANはモバイルで遊ぶことを想定した対戦型のゲームで、モバイルの小さな画面でも操作性に苦労することなく遊ぶことができます。ATMANのゲームは、ポケモンカードや遊戯王などのカードゲームをモデルにして作られており、対戦開始前の戦略構築が何より重要になります。主な戦略資源は「ヒーロー」「タレント」「スクールチップ」「ジェネラルチップ」の4種類。ユニークな特性を持つヒーローは14人以上、タレント(技能)は50以上、行動パターンを決めるスクールチップは7種類、そしてジェネラルチップは8種類以上あるので、現時点でも約4万通り。今後も戦略資源の追加があり、さらにゲームはランダムに進行するので、戦い方は無限大に拡散します。戦略資源の配分後は、自動で1on1のバトルが行われ、8人のリーグで勝ち残れば優勝です。 アクションゲームというよりはボードゲームに近いかもしれません。運要素もあるので単純な最適化だけでは勝つことができないのもまたゲーマーを虜にする魅力になることでしょう。

ヒーローのタレントやチップを最適に配分することで、オートモードの1on1バトル勝ち抜きを目指す

🔻ATMANのトケノミクス🔻 プロジェクトが長く続くためには、アセットの需要と供給がバランスしていることが大事です。ATMANは2種類のトークンを使ってトケノミクスをデザインしています。まず、ガバナンス機能を併せ持つゲーミングトークンとしてAAT(Atman Alliance Token)があります。AATの総発行数は2,400,000,000枚、リリース期間は5年間で設定されています。また、ゲームユーティリティトークンとしてはRFT(Rabel Flame Token)が用意されており、こちらは発行枚数は無制限となっています。それぞれのトークンの需給メカニズムは以下のようにデザインされています。

【AATトークン】 タスククリアや招待、公式シーズン戦で優れたパフォーマンスを残すと入手できるほか、ゲームクリエイターやAATそのもののステーキングによって受け取ることができます。AATはレアリティの高いNFTの合成や、DAO運営における機能のアンロック等に必要になります。

【RFTトークン】 AATを獲得と同じ方法で入手できるほか、ギルドへのプレイヤー招待やリーグイベントの運営などのSocialアクティビティでも入に手れることができます。RFTはゲームを進めるのに必須のトークンとなっており、NFTブラインドボックスの購入やNFTの合成強化、消耗したNFTの修理、種々のアイテム購入やヒーローのアンロックなど、ほぼすべての活動に使われます。

ATMANのトケノミクスの特徴は、ガバナンストークンであるAATにもゲームユーティリティがあることでしょう。AATの価値はDAOの運営やハイレアNFTの入手によって最大化されるので、必然的に優れたゲーマーやクリエイターがATMANのエコシステムで豊かになれるように設計されています。

■ATMANのロードマップ

ATMANのロードマップを見るに、じっくりエコシステムを完成させようとしている長期プロジェクトであることがうかがえます。プロジェクトチームは、ゲーム業界で17年以上の経験を持ち、10億ドル以上の収益を上げるプロジェクトを複数立ち上げているらしく、着実なeスポーツの進化が期待できます。

2023年4月 ATMANホワイトペーパー公開 2023年5月~6月 キャラクターヒーローとクラブNFTの第一弾をリリース 2023年6月 ATMAN Rebel-NFTのリリースとホルダーメリットのアナウンス 2023年7月 最初の組織であるダーチャオ質店のストーリーと主人公を発表 2023年8月 ATMAN Club-NFTのリリースとホルダーメリットのアナウンス 2023年9月 北欧の組織「ヴァルハラ」のストーリーと主人公を公開 2023年10月 ATMANのコミュニティ決済を開始 2023年11月 ATMANのゲームが正式にローンチされ、AATもリリース 2024年1月 ATMANのクラブアリーナモードをオープンし、最初のシーズントーナメントを開始 2024年3月 分散型クラブ自律型トーナメントサービスをオープンし、セカンドシーズンを開始 2024年6月 ATMAN NFT-Modアセットエディタをリリースし、3シーズン目を開始 2024年12月 プレイヤーにゲーム内統治権を付与する。

■まとめ

ATMAN Onlineは、DAOを基盤として、ゲームが好きな人なら誰でもゲームオーナーになれる公正な競技エコシステムを構築することを目指したプラットフォームです。これまでのブロックチェーンゲームの潮流や反省を踏まえながら、単純なGameFiを超えて、SocialFi、IdeaFi、EsportsFiなどといった豊かなエコシステムが設計されているのが魅力的です。オンラインゲームにまで進出してきたスポーツはWeb3の領域でどのような進化を遂げるのでしょうか。その先をATMANで見ることができるとしたら…とても楽しみですね!

HP:https://atmanonline.com/#/

Discord:https://discord.gg/FtHPpE5n59

Twitter:https://twitter.com/AtmanRebelFlame

今回説明した以外にも、ATMANには分散化ゲーム業界を活性化させるための施策や仕組みがたくさんあります。興味を持った方はATMANの公式ホームページやDiscord/Twitterコミュニティに参加して情報収取をしてみてください。今ならアーリーアダプターのためのNFTエアドロップやギブアウェイも行われているようです。興味を持った方はぜひ抽選やイベントにチャレンジしてみてください。

2023/6現在、ATMANを有利に進めるための5種類のNFTが公開されている

📢News ・2023/6/29にWL所有者のNFTミント(0.02ETH)、2023/6/30にパブリックセールが行われます ・MintはATMANの公式サイトから ※PCからのアクセスを推奨

【DYOR】 この記事は特定のプロジェクトへの投資を勧めるために書かれたわけではありませんが、この記事をきっかけに、読者の皆様のゲーム産業やブロックチェーン技術への興味関心が深まれば幸いです。ATMANとゲーマーのマッチングができたとしたならなおのことです。

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