Morokitch

Posted on Apr 24, 2024Read on Mirror.xyz

Galxe 上場2年目にしてガバナンストークンにユーティリティを追加

4/24 AM 3:00 (UTC) にGalxeから重大発表がありました。ガバナンストークンである$GALの価値を上げるために、新たなユーティリテを追加したとのことです。今後、$GALをステーキングしている人に対して、他のプロジェクトのトークンがエアドロップされるようになります。

https://x.com/Galxe/status/1783135200593248533

$GALをステーキングした人に対してトークンエアドロップを行う最初のプロジェクトは、EthereumのLayer2であるArbitrum。zkBridgeを使ってセキュアで安価なアセット移動を可能にするPolyhedra。そして、Bitcoinエコシステムへのアクセスを容易にしたBTC L2のMerlinです。5/8までにGalxe公式サイトからステーキングをすると20%のブーストがかかるキャンペーンも開催されています。
招待コード:CVWSIVHA

https://app.galxe.com/staking

GALの将来性

GalxeはWeb3のSocialFi市場で最大のプラットフォームであり、月間アクティブユーザーが131万人を超えています。わざわざ説明するまでもないかもしれませんが、Web3プロジェクトはGalxeにソーシャルタスクやオンチェーンタスクを掲載することによってユーザーエンゲージメントを高めることができます。私はWeb3業界のコンサルティング市場で働きながら、最初の認知拡大の手段としてGalxeを選ぶスタートアップのWeb3プロジェクトをたくさん見てきました。GalxeはB2Cの観点から、10億人をWeb3にオンボーディングさせることを宣言しています。実際には、B2Bの観点で、スタートアップ企業のWeb3オンボーディングレイヤーとして貢献しているように感じられます。

競合他社に関してはどうでしょうか。NFTトレーディングプラットフォームであるBlurがエアドロップ施策を通して業界1位であったOpenseaにヴァンパイアアタックを仕掛け、マーケットシェアを奪ったのは有名な事例です。模倣しやすいビジネスモデルを持つ企業は他者のトークンインセンティブ戦略によって簡単にその立ち位置を揺るがされます。その点に関して、Galxeは自社トークンを発行して、そのトークン自体にユーティリティを設けたプロジェクトとしてはパイオニアにあたるため、革新的なトークンデザインが新たに生まれない限りは、新興企業からヴァンパイアアタックを仕掛けられることはないでしょう。また、Galxeは既に世界中の主要なプロジェクトとパートナーシップを結んでおり、過去を振り返ると、多くの有名Web3プロジェクトがGalxeのタスクをクリアした人に自社トークンのエアドロップを行ってきました。さらに、Galxe自体がVCとしての役務を追うこともありますから、クライアントであるWeb3プロジェクトからたくさんのトークンアロケーションを有利な価格で買い取れるはずです。この、ビジネスコネットワークの強さは一朝一夕で真似できるものではありません。

Galxeの新しいインセンティブシステムについて、最初のステーキングをしている人にエアドロップされるトークンは $ARB, $ZK, $Merlであり、いずれも規模の大きなプロジェクトです。今後も規模の大きいプロジェクトのエアドロが予想されます。Web3エンゲージメントのハブであるGalxeに$GALをステーキングしておけば、どこの業界が盛り上がっても利益を享受することができそうです。

ステーキングの条件とガバナンス

ステーキングにあたって注意すべき点は以下の通りです

  • BSCまたはETHに保有している$GALがステーキングできる

  • ステーキングできる金額に下限はない(少額からステーキング可能)

  • アンステークする際は、資金を移動できるようになるまで7日かかる

この中でも「アンステークする際は、資金を移動できるようになるまで7日かかる」という点が非常に重要です。理由は、この大規模アップデートによって、Galxeのガバナンスの仕組みが変わったからです。これまでは、$GAL保有者がGalxeの将来を決める投票プロセスに参加していましたが、これからは$GALをステーキングしている人が投票権を持つことになります。Galxeの重要な意思決定をする人すべてがGalxeのステーキングインセンティブを受け取るため、今後の投票において、ステーキングしている人に対して有利な提案が承認されやすくなるでしょう。
Galxeの意思決定にかかわるユーザーは何の心配もなく長期にわたって$GALをロックアップする一方で、短期利益を求める人にとっては、トークンのアンステーキングに7日かかるのはネガティヴに感じられるはずです。この心理的障壁によって、ロイヤリティの高いユーザーにエアドロップが割り当てられます。

ステーキングの方法と注意点

ステーキングの手順は非常に簡単です。

  1. $GALを購入してウォレットに保有する

  2. ステーキングサイトにアクセスする

  3. ステーキングボタンを押し、承認する

実際の挙動は、私のX投稿から10秒の動画で確認できます。

https://x.com/MorokitchBD/status/1783169093228752900

注意点としては、BSCの$GALが手に入りにくいことがあげられます。すでにUniswapではBSCの$GALが枯渇していますし、Pancekeswapでも取引条件が悪くなっています。そうなってくるとCEXで$GALを入手する必要があるのですが、日本では使える主な取引所である、Bybit、Bitget、MEXC、GatoではBSCでのオンチェーン出金がサポートされていません。そのため、ガス代の高いETHで送金処理をする必要があります

オンチェーン送金手数料:Bybit(1.5$GAL)、Bitget(3.2$GAL)、MEXC(0.9$GAL)、Gato(1.4$GAL)

また、ステーキングする際にもApproveにガス代を消費します。私の場合はETHチェーンで0.0012 ETH($3.79)かかりました。BSCならもっと安く済むはずです。

総評

Sell in Mayというアノマリーもあるので、5月に一度相場は下がるかもしれませんが、ブルマーケットに向けて価格が上昇を続けると見積もるならこのキャンペーンに参加するメリットがあると考えます。Galxe自体の将来性もあるので個人的には中長期で投資する前提ではポジティブに考えています。 最近ETHのガス代が安めなので仕込みにはちょうどよい頃合いかもしれません。

参考資料:

https://blog.galxe.com/introducing-gal-staking-unlock-access-to-galxe-earn-and-governance-8065434e1778

https://help.galxe.com/en/articles/9202640-step-by-step-gal-staking

この記事が役に立ったと思った方はステーキングの際に「CVWSIVHA」使っていただけると嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。